吃音というと、わかりにくいかもしれませんが、どもりというとわかりやすいかもしれません。吃音がある人は人口の約1%といわれています。こどもの吃音は約3%で、大人の吃音は約1%といわれています。
吃音は難発性と連発性の2種類あります。難発性は、最初の言葉を話すことが難しく、しばらく時間がかかります。あとで突然、話し出します。反対に、連発性は最初の言葉を繰り返して話しているうちに、あとの言葉も続けて出てきます。
吃音は幼少期に発症した場合、自然治癒する可能性があります。治る可能性がとても高いとされています。
しかし、大人になると、「今、どもって話しそうな気がする」などという予期不安があれわれます。自分は吃音があると意識します。少しずつ、人と話すことが不安になります。そして、友達や知り合いなどと一緒にいてもあまり話さなくなり、吃音の症状は悪くなっていきます。
大人の吃音は吃音と向きあい、吃音と上手に付き合っていく必要があります。
西倉 孝
カウンセラー(教育学修士)
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